第1回放送 荻野目洋子特集
<2016年1月17日放送>
オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家)
《午前0時の歌謡祭アーカイブ》
第1回放送 荻野目洋子特集(2016.1.17 OA)
記念すべき初回放送のゲストは、荻野目洋子さん。パーソナリティの濱口は、荻野目さんのデビュー25周年記念BOX『SUPER GROOVER THE BOX-THE PERFECT SINGLES』(09年)でロングインタビューをさせていただいて以来、復刻アルバムのライナーノーツや、イベントリポート、雑誌・Web媒体の取材などで、何かとお世話になっています。2001年に結婚されて以来、子育てを優先していた荻野目さんですが、デビュー30周年を迎えた14年に本格的に活動を再開。番組では、ゆかりのある歌謡曲で来歴を振り返りつつ、今後の活動に向けた想いを伺いました。
『午前0時の歌謡祭 #1』プレイリスト(16/1/17&24放送)
01.「午前0時のヒロイン」金井夕子(1979)
作詞・作曲:尾崎亜美 編曲:船山基紀
新番組のオープニング曲は、番組名にちなんで79年発売の作品をセレクトしました。伝説のオーディション番組『スター誕生!』(日本テレビ系/71~83年)から「パステルラヴ」(78年)でデビューした金井夕子さんの3rdシングルです。
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《ゲスト:荻野目洋子特集》
(BGM)「ザ・あれからいちねん」ミルク(1979)
編曲:竜崎孝路
オーディション番組『ちびっこ歌まねベストテン』(東京12チャンネル/現・テレビ東京)で優勝した小学生女子3人による期間限定ユニットが“ミルク”。荻野目さんは当時10歳でしたが、前年に解散したキャンディーズのメドレー企画でレコードデビューを果たしました。ちなみに当時の呼称は“ルミ”。
02.「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」荻野目洋子(1985)
作詞・作曲:A.Kyte-T.Baker、日本語詞:篠原仁志 編曲:馬飼野康二
英国出身の女性歌手、アンジー・ゴールドが歌ったディスコチューン「Eat You Up」のカバー曲で、自身初のTOP10入りを果たした7thシングル(オリコン最高5位/TBS系『ザ・ベストテン』では最高2位)。本作で『紅白歌合戦』に初めて選出されるなど、初期を代表するヒット曲となりました。近年は東海地区を中心に盆踊りの定番曲としても浸透しており、楽曲が持つ普遍的な魅力が改めて注目されています。
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03.「ジャングル・ダンス」荻野目洋子(1988)
作詞:森 正和 作曲:小室哲哉 編曲:米光 亮
シングルA面以外にも素晴らしい作品が目白押しの荻野目さん。本作はデビュー5年目に発表した15thシングル「スターダスト・ドリーム」のカップリング曲ですが、NHK『みんなのうた』で繰り返しオンエアされていたので、ご存じの方も多いことでしょう。番組内では本作のライブ・パフォーマンスに関するエピソードが披露されました。
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04.「アンダー・ザ・ボードウォーク(UNDER THE BOARDWALK)」
作詞・作曲:ARTHUR RESNICK-KENNY YOUNG 日本語訳詞:さかたかずこ 編曲:矢野立美
オリジナル曲のみならず、洋邦の名曲を多数カバーし、新しい息吹を吹き込むことでシンガーとしての実力を発揮してきた荻野目さん。本作は米国のコーラスグループ、ドリフターズが64年に発表した「渚のボードウォーク」(全米最高4位)のカバーですが、荻野目さん自身は映画『フォーエバー・フレンズ』(88年公開)の中でベット・ミドラーが歌う姿に感銘を受けてカバーを決意したとのこと。
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05.「STEAL YOUR LOVE」荻野目洋子(1992)
作詞:みかみ麗緒 作曲:広瀬さとし 編曲:山田高広
80年代は“ダンスビートの女王”として一世を風靡した荻野目さん。90年代はLINDBERGや氷室京介を手がけていた音楽プロデューサー、月光恵亮がプロデュースしたクラブ系のサウンドで新境地を開拓しました。傑作アルバム『流行歌手』(92年)にも収録された本作は、カメリアダイアモンドのCMにも起用され、オリコン最高15位のヒットを記録。今回は2014年に発表された新録バージョンをお届けしました。
06.「キミとタイムマシン」荻野目洋子(2014)
作詞:荻野目洋子 作曲・編曲:Layla Lane(Hidehito Ikumo/Valerie Lane)
14年8月にリリースされた30周年記念アルバム『ディア・ポップシンガー』に収録されたポップロックナンバーで、作詞は荻野目さん自身が担当。英語部分の歌詞と作曲&編曲は10年にコカ・コーラのCMソング「Happy Lane」でデビューした日米男女ユニット“Layla Lane”の2人(井雲英仁/ヴァレリー・スターン)が手がけています。・
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07.「明日は晴れる!」荻野目洋子(1995)
作詞:渡辺なつみ 作曲・編曲:織田哲郎
番組のエンディングを飾ったのは95年にリリースされた35thシングル。90年代、ZARDやWANDSなど、ビーイング系のアーティストに多数のヒット曲を提供していた織田哲郎が作曲・編曲を手がけた爽快なナンバーです。日曜の夜、オギノメちゃんの弾けるようなボーカルを聴けば、新しい1週間へのパワーが沸いてくることでしょう。
《今月のイントロクイズ解答》
「津軽海峡冬景色」石川さゆり
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「プレイバックPart2」山口百恵
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「想い出がいっぱい」H2O
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「少年時代」/井上陽水
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「伊勢佐木町ブルース」青江三奈
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