トップページ ラジオ 歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 第50回放送 特集「永遠のスマイル!麻丘めぐみを迎えて(前篇)」

第50回放送 特集「永遠のスマイル!麻丘めぐみを迎えて(前篇)」

第50回放送 特集「永遠のスマイル!麻丘めぐみを迎えて(前篇)」

<2020.1.19 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

2016年1月に荻野目洋子さんをゲストにお迎えしてスタートした『午前0時の歌謡祭』ですが、お陰様で放送開始5年目に突入しました。しかも今月は第50回という節目(前後篇は1回としてカウント)。スタジオには新春にふさわしく、華やかなゲスト・麻丘めぐみさんがお越しくださいました。
その麻丘さんは1月29日(水)に自ら監修・選曲を手がけた『Premium BEST』をリリース。意外なことに自選ベストはキャリア初ということですが、通常盤の2枚組CDにはシングルA面19曲に加え、アルバムからセレクトされたオリジナル曲や洋邦のカバー曲を20曲、さらにボーナストラックとして29年ぶりの新曲「フォーエバー・スマイル」が収録されることが話題を呼んでいます。また生産限定盤には貴重映像満載のDVDと、116ページにおよぶスペシャルフォトブックが付属。DVDにはテレビ番組における歌唱シーンや新曲「フォーエバー・スマイル」のレコーディング風景が収められ、フォトブックには『近代映画』(発行:近代映画社)で72年から75年にかけて撮影された秘蔵写真に加え、最新インタビューや、当時の担当ディレクターとの対談などが掲載されています。
オーガナイザー濱口はこれまでに何度か麻丘さんにインタビューする機会に恵まれてきましたが、『Premium BEST』でも制作のお手伝いをさせていただき、そのご縁もあって今回のゲスト出演が実現しました。

 


01.「悲しみよこんにちは」麻丘めぐみ(1972)
作詞:千家和也 作曲:筒美京平 編曲:高田 弘
デビュー曲「芽ばえ」に続いてヨーロッパ映画のタイトルを引用してリリースされた2ndシングル。麻丘さん自身もお気に入りだったギルバート・オサリバン風のアレンジを施されたメロウなナンバーで、オリコン6位まで上昇しました。麻丘さんは当時、「キーが高くて歌うのが難しい」と感じていたそうですが、後年、自分の声を生かした楽曲であることに気づき、作品に恵まれていたことを改めて実感したといいます。

BGM.「素晴らしき16才」麻丘めぐみ(1972)
作詞:千家和也 作曲:筒美京平 編曲:高田 弘
大分生まれ、大阪育ちの麻丘さんは3歳の時に初舞台を踏み、以後、子役として活動。中学時代は『セブンティーン』(集英社)や『女学生の友』(小学館)のモデルとして活躍しました。67年に歌手デビューした姉がヒットに恵まれず、歌の世界の厳しさを間近で見ていたため、ビクターからスカウトされた時は固辞したそうですが、断り切れず72年に「芽ばえ」でデビュー。本作はそのB面に収められたリズミカルなナンバーで、同年8月に発売された1stアルバム『さわやか』(オリコン最高9位)にも収録されています。

02.「芽ばえ」麻丘めぐみ(1972)
作詞:千家和也 作曲:筒美京平 編曲:高田 弘
流麗なストリングスのサウンドと、リバーブの利いた「泣き節」が印象的なデビュー曲は72年6月5日発売。この年、親会社の日本ビクターから音楽制作部門が分離独立したビクター音楽産業(現・ビクターエンタテインメント)にとって、麻丘さんはポップス部門の強化を託された大型新人第1号でした。その期待に違わず、本作はオリコン最高3位(年間17位)の大ヒットを記録。麻丘さんは同期の三善英史、森 昌子、郷ひろみらをおさえ、レコード大賞の最優秀新人賞を獲得しています。

BGM.「バラ色の雲」ヴィレッジ・シンガーズ(1967)
作詞:橋本 淳 作曲:筒美京平 編曲:森岡賢一郎
雑誌モデルをしていた麻丘さんをスカウトし、デビュー時からディレクターとして制作を担当していたのはGSバンド、ヴィレッジ・シンガーズのベーシストだった笹井一臣氏でした。本作はヴィレッジ・シンガーズの3rdシングルで、作曲家・筒美京平にとっての出世作。その頃からの縁もあって、笹井氏は麻丘めぐみプロジェクトのメインコンポーザーに筒美をキャスティングし、その後もリンリン・ランラン、岩崎宏美、桜田淳子など、担当したアーティストの多くで、筒美と組んだヒット曲を生み出しています。

03.「女の子なんだもん」麻丘めぐみ(1973)
作詞:千家和也 作曲・編曲:筒美京平
デビューから2作続いた、ミディアムテンポの文芸路線から一転、ポップなアッパーチューンで新たな魅力を打ち出した3rdシングル。前年12月に発売された2ndアルバム『あこがれ』(オリコン10位)からのシングルカットでしたが、オリコン7位をマークし、2年目のジンクスを吹き飛ばしました。当初は他の曲がシングル候補に挙げられていましたが、麻丘さんの希望もあって、本作がA面に採用されたそうです。

04. 「森を駈ける恋人たち」麻丘めぐみ(1973)
作詞:山上路夫 作曲・編曲:筒美京平
デビューから多くの作詞を手がけていた千家和也に代わって、山上路夫が起用された4thシングル。曲調は前作以上にテンポが速くなり、そこに転調が重なるなど、難易度が上がりましたが、麻丘さんは見事に歌いこなし、オリコン7位のヒットに結びつけました。麻丘さんの曲はデビュー以来、西条 満によるキュートな振り付けが毎回注目されていましたが、本作ではAメロで手をグルグル回すなど、動きがさらに激しくなっています。

BGM.「逃避行」麻丘めぐみ(1974)
作詞:千家和也 作曲:都倉俊一 編曲:あかのたちお
1月29日にリリースされるキャリア初の自選ベスト『Premium BEST』にはオリジナル曲に加えて、洋楽と邦楽のカバー曲が5曲ずつ収録されていますが、本作もその1つ。麻生よう子のデビュー曲を原曲に忠実なアレンジでしっとりと聴かせてくれます。アイドル時代の麻丘さんは年末に2枚組のアルバムを発売するのが恒例で、そこで洋邦のカバーに挑戦していましたが、本作は『ベスト・コレクション’75』に初収録されています。

05.「シェルブールの雨傘」麻丘めぐみ(1975)
訳詞:あらかわひろし 作曲:Michel Legrand 編曲:神保正明
少女時代から洋楽や映画に親しんでいた麻丘さんはカトリーヌ・ドヌーブの大ファン。彼女の出世作『シェルブールの雨傘』(64年)は特にお気に入りで、自身の希望により、主題歌の日本語カバーをレコーディングしたといいます。『ベスト・コレクション’76』に初収録された本作は、麻丘さんのアルトボイスが切ないバラードにマッチ。当時のコンサートでも披露されるなど、ファンの間でも人気の高い楽曲です。

06.「人形の家」麻丘めぐみ(1974)
作詞:なかにし礼 作曲:川口 真 編曲:穂口雄右
歌手志望だった姉の影響で、子供の頃から歌謡曲にも馴染んでいたという麻丘さん。なかでもいしだあゆみや弘田三枝子、伊東ゆかりの歌う曲をよく聴いていたそうです。本作は69年に弘田三枝子がヒットさせた曲のカバーで、『ベスト・コレクション’75』に初収録。可愛さ全開のオリジナル曲とはひと味違う、当時19歳とは思えぬ大人びた歌声を聴かせてくれます。

07.「フォーエバー・スマイル」麻丘めぐみ(2020)
作詞:松井五郎 作曲:都志見 隆 編曲:上杉洋史
91年の「やさしくしないで」以来、29年ぶりの新曲となる本作は1月29日発売の『Premium BEST』にボーナストラックとして収録。「歌う自分も、聴いてくださる方も、勇気づけられるような歌を歌いたい」という麻丘さんの想いを受けて、ヒットメーカーの松井五郎が「わたしの彼は左きき」へのオマージュを込めて書き下ろした人生の応援ソングです。かつて全国の左ききを歌で勇気づけた麻丘さんですが、この歌で令和の日本を明るくしてくれることでしょう。

《イントロクイズ解答》

 

 

 

 

「真夏の出来事」平山三紀(現・平山みき)

 

 

 

 

「終着駅」奥村チヨ

 「誰も知らない」伊東ゆかり

 

 

 

 

「愛なんだ」V6

 

 

 

 

「みだれ髪」美空ひばり

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