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第55回放送 特集「時代を彩ったミリオンヒット」

第55回放送 特集「時代を彩ったミリオンヒット」

<2020.6.21 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

コロナ禍により、オーガナイザー単独収録となって2ヶ月目。6月はオリコンが集計を開始した1968年1月以降、フィジカルシングル(レコードまたはCD)で100万枚を突破した作品の中から、時代の節目を飾った楽曲をセレクトしました。
ちなみに52年半の間でミリオンセラーとなったシングルは294作品。ミリオンを達成した時代で分類すると、昭和(68年1月~89年1月)は42作、平成(89年1月~19年4月)は246作、令和(19年5月~20年6月)は6作という内訳。
歌手別では1位:AKB48(39作)、2位:B’z(15作)、3位:Mr.Children(10作)、作詞家では1位:秋元 康(53作)、2位:小室哲哉(単独名義15作、共作名義5作)、3位:稲葉浩志(15作)、作曲家では1位:小室哲哉(20作)、2位:松本孝弘(16作)、3位:織田哲郎(13作)、編曲家では1位:小室哲哉(単独名義16作、共同名義4作)、2位:小林武史& Mr.Children(10作)、3位:松本孝弘・明石昌夫(8作)という順位になっています。
“CDバブル”と言われた95年には28作ものミリオンヒットが誕生しましたが、近年は配信、特にストリーミングサービスが定着、CDでミリオンを達成できるのは複数買いを促せるアイドルグループにほぼ限られています。そのCDにしても最近はジャケットやカップリング曲を変えて最低2種類、多い時は5~6種類発売する複数形態が常態化。かつてのミリオンセラーと同じ尺度で比較ができなくなっているのが現状ですが、今回は昭和期にミリオンを達成した楽曲を中心にお届けしました。


01.「帰って来たヨッパライ」ザ・フォーク・クルセダーズ(1968)
作詞:フォーク・パロディ・ギャング(松山 猛、北山 修) 作曲:加藤和彦 編曲:ザ・フォーク・クルセダーズ
オリコンのミリオンヒット第1号は“フォークル”のデビュー曲でした。彼らがインディーズ時代に制作したアルバムに収録されていた本作はラジオの深夜放送で話題となり、シングル化されるや大ヒット。5週連続で1位を獲得し、130万枚を超えるセールスを記録しています。テープの早回しによる甲高いボーカル、ビートルズの曲や草津節のパロディなど、遊び心満載のコミックソングで「アングラ・フォーク」のブームを巻き起こしました。

BGM.「星影のワルツ」千 昌夫(1966)
作詞:白鳥園枝 作曲:遠藤 実 編曲:只野通泰
史上2作目のミリオンは千 昌夫の3rdシングル。もともと「君ひとり」のB面でしたが、有線放送から火が付き、68年3月にアレンジを替えてA面にしたところ170万枚を超える大ヒットになりました。千は当時、創刊されたばかりのオリコンを持ってプロモーションに励み、自身の曲だけでなく、オリコンの知名度を上げることにも貢献したと言われています。5週連続の1位を獲得した本作で、千は68年に念願の紅白初出場を果たしました。

02.「恋の季節」ピンキーとキラーズ(1968)
作詞:岩谷時子 作曲・編曲:いずみたく
史上3作目にして、初のダブルミリオンを達成した“ピンキラ”のデビュー曲。当時16歳だったピンキー(今 陽子)はアイドル的な人気を博し、彼らのファッションや振り付けを真似る子供が続出するほど一大ブームとなりました。オリコンでは途中1週だけ「今は幸せかい」(佐川満男)に首位を明け渡しますが、通算17週の1位を獲得。207万枚を超えるセールスで、68年の紅白歌合戦では史上初の男女混合グループとして紅組出場を果たしています。

03.「知床旅情」加藤登紀子(1970)
作詞・作曲:森繁久彌 編曲:竹村次郎
史上9作目、70年代初のミリオンセラーとなった加藤登紀子の15thシングル。原曲は森繁久彌が映画の撮影で知床を訪れた際に制作した「さらば羅臼よ」(60年)で、62年の紅白では森繁自身が「しれとこ旅情」として歌唱しています。同曲を加藤がカバーした70年は旧国鉄(現JR)が「ディスカバー・ジャパン」というキャンペーンを大々的に展開。日本に残る美しい風景を訴求していたため、そのムーブメントにも乗って7週連続1位、105万枚を超えるヒットを記録しました。

BGM.「女のみち」宮 史郎とぴんからトリオ(1972)
作詞:宮 史郎 作曲:並木ひろし 編曲:佐伯 亮
史上11作目、初のトリプルミリオンを達成したのは関西を中心に活動していたぴんからトリオのデビュー曲でした。もともと自主制作盤として300枚だけプレスされた本作は有線放送で人気を集めたことから、全国で発売したところ大ヒット。オリコン1位を16週連続(歴代最長)で獲得し、325万枚を超えるセールスを記録しました。この爆発的ヒットを受けて、歌謡界にはド演歌ブームが到来。「なみだの操」(殿さまキングス/73年)と「昭和枯れすゝき」(さくらと一郎/74年)もミリオンヒットとなっています。

04.「いっぽんでもニンジン」なぎらけんいち(1975)
作詞:前田利博 作曲・編曲:佐瀬寿一
オリコンで歴代最高のセールスを誇る子門真人「およげ!たいやきくん」は史上18作目にして457万枚を超える唯一のクアドラブルシングル。子供向け番組『ひらけ!ポンキッキ』(フジテレビ系)で披露されると(当初のボーカルは生田敬太郎)大反響を呼び、シングルチャート初の初登場1位(11週連続)をマークしました。但し「たいやきくん」は以前放送した「オリコン特集」でもご紹介しているため、今回はそのB面に収録されていた本作をお届けしました。

BGM.「ふれあい」中村雅俊(1974)
作詞:山川啓介 作曲:いずみたく 編曲:大柿 隆
かつては映画やラジオ、有線放送から多くのヒット曲が誕生していましたが、70年代に入るとカラーテレビの急速な普及に伴い、テレビ発のヒット曲が多数を占めるようになっていきます。史上15作目のミリオンセラーとなった本作は中村雅俊主演の学園ドラマ『われら青春!』の劇中歌で10週連続の1位を獲得。126万枚を超える大ヒットで、ドラマ関連曲として初のミリオンを達成しました。

05.「ビューティフル・サンデー」Daniel Boone(1972)
作詞・作曲:Daniel Boone、Rod McQueen
史上19作目、洋楽として初のミリオンを達成した本作は英国のシンガーソングライター、ダニエル・ブーンが72年にリリースしたポップチューン。米ビルボードでは15位まで上昇しましたが、日本では76年、TBS系情報番組『おはよう720』内の世界を旅するコーナー「キャラバンⅡ」のテーマ曲に起用されたことから大ヒットとなりました。15週連続の1位で192万枚超のセールスを記録した本作以外にも、日本語でカバーした田中星児盤(最高4位)、トランザム盤(同9位)がTOP10入りしています。

06.「渚のシンドバッド」ピンク・レディー(1977)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:都倉俊一
近年は固定ファンによる複数買いに支えられてミリオンを連発するアイドルグループも珍しくありませんが、そういう文化がなかった昭和期は1作出すだけでも大変なこと。ピンク・レディーは初めて複数(5作)のミリオンヒットを放った歌手となりました。その第1弾となった本作は通算8週の1位を獲得し、22作目のミリオンを達成。今回は本年5月にステレオサウンドから発売された『ピンク・レディー 阿久悠作品集』から、高音質仕様の音源でお届けしました。

BGM.「魅せられて」ジュディ・オング(1979)
作詞:阿木燿子 作曲・編曲:筒美京平
テレビの広告費が新聞を抜いた75年頃より、テレビCMとタイアップした楽曲がヒットチャートを賑わせるようになります。その代表例が化粧品会社や航空会社のキャンペーンソングですが、初めて100万枚を突破したのはワコールのCMに起用された本作でした(史上31作目)。折からのエーゲ海ブームも手伝って、9週連続の1位を獲得した本作は79年の日本レコード大賞を受賞、123万枚を超えるセールスを記録しています。

07.「異邦人-シルクロードのテーマ-」久保田早紀(1979)
作詞・作曲:久保田早紀 編曲:萩田光雄
「魅せられて」に続く2作目の「CM発ミリオン」となった本作は久保田早紀のデビュー曲。三洋電機のカラーテレビのイメージソングに起用され、7週連続の1位、144万枚を超える大ヒットとなりました。なお、史上32作目のミリオンセラーとなった本作は80年代初のミリオン曲ですが、80年代に入ってから発売された作品では、もんた&ブラザーズの「ダンシング・オールナイト」が“80年代初ミリオン”となります。

08.「とんぼ」長渕 剛(1988)
作詞・作曲:長渕 剛 編曲:瀬尾一三、長渕 剛
本人主演の連続ドラマ『とんぼ』(TBS系/88年10月期)の主題歌に起用された本作は史上43作目のミリオンヒット。昭和末期に7週連続の1位を獲得し、平成に入ってすぐに100万枚を突破しました(オリコンでは約104万枚)。なお平成に入ってから発売された作品では、プリンセス・プリンセス「Diamonds」が“平成初ミリオン”となります。

《イントロクイズ解答》

 

 

 

 

「北国の春」千 昌夫

 

 

 

 

「会いたい」沢田知可子

 

 

 

 

 

 

 

 

「CROSS ROAD」Mr.Children

 

 

 

 

「DA.YO.NE.」EAST END×YURI

 

 

 

 

 

 

 

 

「シングルベッド」シャ乱Q

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