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第67回放送 「祝・デビュー50周年! 小柳ルミ子を迎えて」

第67回放送 「祝・デビュー50周年! 小柳ルミ子を迎えて」

<2021.4.18 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

4月は歌手デビュー50周年を迎えた小柳ルミ子さんをゲストにお迎えし、7年ぶりのニューシングルの制作秘話や、これまでのキャリアに関するお話を伺いました。
実はオーガナイザー濱口はルミ子さんが「わたしの城下町」(71年)でデビューされた時からの大ファン。生まれて初めて自分の小遣いで行ったコンサートも80年に中野サンプラザで開催されたルミ子さんの10周年記念リサイタルでした。ですから、2019年に『輝く!日本レコード大賞 公式インタビューブック』(シンコーミュージック)で初めてインタビューした時から「いつかはラジオでもお話を伺いたい」と切望。その念願がついに叶ったというわけです。
そのルミ子さんは4月21日に50周年記念シングル「深夜零時、乱れ心」をリリース。昨年、『週刊文春』のコラムで桑田佳祐氏より「最強の歌姫」「スーパーエリート芸能人」として絶賛されたことがきっかけとなり、初のセルフプロデュースで制作された楽曲です。コンセプトは「エロくてカッコいい“エロック”」で、イントロ・間奏・コーダの振り付けはボビー吉野が担当。ルミ子さんの本領発揮とも言うべきダンサブルなナンバーです。
今回は事前にリスナーの皆様から寄せられたリクエスト曲を中心に構成。新曲はもちろん、お馴染みのヒット曲も紅白歌合戦の貴重音源を交えて、たっぷりとお届けしました。

小柳ルミ子「深夜零時、乱れ心/言葉にならない」
発売日:2021年4月21日
特設ページ:https://crowntokuma-shop.com/products/detail/CTM0000EG7


01.「来夢来人」小柳ルミ子(1980)
作詞:岡田冨美子 作曲:筒美京平 編曲:萩田光雄
デビュー10年目の年にリリースされた30thシングル。作曲に初めて筒美京平が起用され、オリコン最高22位のスマッシュヒットを記録しました。タイトルはルミ子さんのアイデアで、作詞についても岡田冨美子と共同で和洋折衷の世界観を創り上げたといいます。名アレンジャー・萩田光雄が自信作の1つに挙げるオリエンタルなサウンドで、東京音楽祭の国内大会で大賞、世界大会で銀賞を受賞しました。

BGM.「言葉にならない」小柳ルミ子(2021)
作詞・作曲:Wiggy 編曲:若草 恵
4月21日発売の歌手デビュー50周年記念シングル「深夜零時、乱れ心」のカップリング曲。“エロック”を標榜したダンサブルなA面とは対照的な王道のバラードで、スタッフから「カメレオン」と言われるほど多面的な魅力を持ったルミ子さんのしっとりとしたボーカルが堪能できます。作詞・作曲を手がけたWiggyはYouTuberバンド「犬も食わねぇよ」のリーダー・完全制覇サスケの別名義。これまでにさくら学院やリュ・シウォンなどに楽曲を提供しています。

02.「深夜零時、乱れ心」小柳ルミ子(2021)
作詞・作曲・編曲:中村 歩、遠藤ナオキ
歌手デビュー50周年を記念して制作された通算57作目のシングル。きっかけはルミ子さんが引退を決意した直後の昨年7月、『週刊文春』に掲載された桑田佳祐氏のコラムでした。桑田氏は同コラムでルミ子さんを「歌が上手い、エロい、踊りが上手い、芝居が上手い、脱げる」と絶賛。そのコメントに自らのアイデンティティを再認識したルミ子さんが「エロック、カッコよく」をコンセプトに、初のセルフプロデュースで創り上げました。セクシーに踊って歌う、本領発揮の作品です。

BGM.「京のにわか雨」小柳ルミ子(1972)
作詞:なかにし礼 作曲:平尾昌晃 編曲:森岡賢一郎
自身3作目のオリコン1位を獲得した5thシングル。もともとピンキー(今 陽子)の1stソロアルバム『一人歩き』に収録された作品でしたが、出来栄えの良さから、平尾昌晃がルミ子さんに白羽の矢を立て、シングル化したといいます。ピンキーVer.とは歌詞の一部が変更され、編曲家も馬飼野俊一から森岡賢一郎に交代しました。

03.「わたしの城下町(紅白歌合戦 Ver.)」小柳ルミ子(1971)
作詞:安井かずみ 作曲:平尾昌晃
今からちょうど50年前、71年4月25日に発売された記念すべきデビュー曲。ロカビリー出身の平尾、欧米の文化に通じた安井、宝塚出身で洋楽志向の強かったルミ子さんの三者が日本情緒たっぷりの楽曲で化学反応を起こし、オリコンで12週連続1位を獲得するミリオンヒットとなりました。今回は80年に発売された5枚組のLP-BOX『小柳ルミ子大全集』に収録された、紅白歌合戦における歌唱バージョンをお届けしました。

04.「冬の駅(紅白歌合戦 Ver.)」小柳ルミ子(1974)
作詞:なかにし礼 作曲:加瀬邦彦
デビュー以来、日本の風景や情緒を歌ってきたルミ子さんが新境地を開拓した13thシングル。作曲に起用された加瀬邦彦は従来の作品よりも軽快なリズムのGS調ナンバーを提供し、ルミ子さんに4作目のチャート1位をもたらしました。今回は80年に発売された5枚組のLP-BOX『小柳ルミ子大全集』に収録された、紅白歌合戦における歌唱バージョンをお届けしました。

BGM.「花のようにひそやかに」小柳ルミ子(1974)
作詞:阿久 悠 作曲:平尾昌晃 編曲:森岡賢一郎
作詞にヒットメーカーの阿久 悠を初めて迎えた11thシングル。初期の路線を踏襲する清新な魅力に溢れた1曲ですが、阿久はルミ子さんに「性(サガ)や業を演じられる女優」の才を見ていたといいます。そのルミ子像はのちに阿久が提供したシングル「スペインの雨」(79年)や「たそがれラブコール」(81年)で描かれました。

05.「赤い燈台」小柳ルミ子(1974)
作詞:岡本おさみ 作曲:吉田拓郎 編曲:森岡賢一郎
12thシングル「ひとり囃子‐“祇園祭より”-」のカップリング曲で、先行発売された8thアルバム『あたらしい友達』からのリカット。音楽ファンの間で今も名曲として人気を集める叙情的なナンバーです。「岡本おさみ×吉田拓郎」は74年の日本レコード大賞を受賞した森 進一「襟裳岬」を手がけたコンビ。そのヒットメーカーの書き下ろし曲をA面にしなかったのですから、当時のルミ子プロジェクトの充実ぶりが窺えます。

BGM.「ほたる列車」小柳ルミ子(1975)
作詞・作曲:さだまさし 編曲:森岡賢一郎
初期は恩師・平尾昌晃をはじめ、安井かずみ、山上路夫、なかにし礼など、職業作家の作品でヒットを連ねたルミ子さん。アイドルを卒業した70年代後半は、シンガーソングライターから提供された作品で新境地を開拓します。当時、グレープとして活動していたさだまさしが書き下ろした本作もその1つ。情景描写と心理描写が見事に溶け合った名曲ですが、なぜかA面に採用されず、15thシングル「ひと雨くれば」のB面に収録されました。

06.「雨・・・」小柳ルミ子(1978)
作詞・作曲:中島みゆき 編曲:萩田光雄
デビュー以来、所属していたワーナー・パイオニアから新設のSMSレコードに移籍した第1弾シングル。当時、桜田淳子「しあわせ芝居」や研ナオコ「かもめはかもめ」など、提供作品でもヒットを連発していた中島みゆきですが、母親がルミ子ファンだったことから、初のコラボが実現します。譜割りが細かく、起伏の激しいメロディですが、ルミ子さんは持ち前の歌唱力でサラリと歌いこなしています。

07.「お久しぶりね」小柳ルミ子(1983)
作詞・作曲:杉本眞人 編曲:梅垣達志
デビュー曲の「わたしの城下町」(71年)以来、「冬の駅」(74年)、「星の砂」(77年)、「来夢来人」(80年)・・・と、3年ごとに転機となる作品でヒットを重ねてきたルミ子さんは、83年にまたしてもビッグヒットを放ちます。当時は映画『誘拐報道』(82年)や『白蛇抄』(83年)の演技で数々の賞を受賞するなど、女優としても多忙を極めていましたが、オリコン8位をマークした本作で「歌って踊れるエンターテイナー」としての評価を確立します。

BGM.「深夜零時、乱れ心」小柳ルミ子(2021)
作詞・作曲・編曲:中村 歩、遠藤ナオキ

08.「星の砂」小柳ルミ子(1977)
作詞:関口 宏 作曲:出門 英 編曲:森岡賢一郎
デビュー以来、スタッフが敷いた路線をひたすら走り続けてきたルミ子さんが初めて「この歌を歌いたい」と自分の意見を貫いた22作目のシングルです。もとはといえば、タレントが作った歌をプロの歌手が歌って競い合う、フジテレビ系の特番で生まれた作品で、番組では由紀さおりが歌唱。当初のタイトルは「八重山哀歌」でしたが、同番組に出演していたルミ子さんがその情熱的な世界観に惚れ込み、自ら「星の砂」と改題し、シングル化に漕ぎつけます。その甲斐あって、本作はオリコン2位の大ヒットを記録しました。

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