岡ななみの歌謡曲ア・ゴー・ゴー②
「青春ア・ゴーゴー」/浜田光夫
文/岡ななみ
ついでと言っては語弊がありますが、せっかくなので、 浜田光夫さんバージョンの「青春ア・ゴーゴー」のこともお話をさせていただきますね! こちらも1966年3月に、テイチクより発売。 作詞は青島幸男さん。 作曲は脇野光司さん。 編曲は大野克夫さん! 演奏が、ザ・スパイダースなんです! レコード会社の垣根を越えた共演! 浜田光夫さんの朗らかな歌声が、良いー!!! 映画ではジュディ・オングさんにボーカルの座を奪われタンバリンとコーラスに徹していますが(笑)、 やはり浜田光夫さんバージョン良いよ!!!! まあ、映画では浜田光夫さんはバンドにあまり乗り気じゃなくて、本来の目的は山内賢さんの妹の梶芽衣子さんにお近付きになることだからね~(笑)。 歌のメインはジュディ・オングさん、 映画のメインは山内賢さん、みたいな印象を受けましたけど…。 でも、若さとか青春とか、浜田光夫さんが一番のスペシャリストだから!似合うんだから! 「青春ア・ゴーゴー」は映画も歌も、やっぱり浜田光夫さんのものー!!!! 浜田光夫さんの大大大大大大大ファンなもので、えこひいきしてしまう(笑)。 この浜田光夫さん版と、山内賢さん版で異なる点を挙げるならば、 ♪行こうぜーええー♪ の、ええー♪の数でしょう!! 浜田光夫さんは、 ♪行こうぜーええーええー♪で、 山内賢さんは、 ♪行こうぜーええーええーええーええー♪なんだね! ええー♪が多いね!! B面の「あしたに向って」。 こちらは作詞・作曲 渋沢敏さん。 編曲 脇野光司さん。 こちらも演奏はザ・スパイダースの皆様です! 歌い出しから ♪若さが弾けて星になる♪ ♪命が燃えて歌になる♪ と、若さ炸裂のゴキゲンなナンバー! 一人称が“おれ”って珍しいかも。 “僕”の方が多いよね! 他に一人称が“俺”の浜田光夫さんの楽曲は、 「俺の背中に陽が当る」 「俺の心のキューポラに」 「青い流れ星」 くらいかな~ 私が知っている範囲で思いつくのは! (日活時代の楽曲) この「あしたに向って」では ♪激しいリズムが おれは好き♪ ♪ドラムを叩きァ ごきげんさ♪ と、男らしい~。 浜田光夫さん×ドラムって、 映画「上を向いて歩こう」が思い出される。 どうしても映画の話になりますね!(汗) あしたに向って燃えてる曲。 ♪冷たくされたら なおさら燃えろ♪ ♪あの娘もきっとこっちを向くぜ♪ と、強気です。 浜田光夫さんってハキハキしてるし(歌い方) 「青春ア・ゴーゴー」も 「あしたに向って」も こういうノリの良い曲は聞いていて気持ちが良い! 私が把握しているだけでも 通算41作目のシングル盤ですからね! (デュエット含む) 少なくとも41作目ですからね! 本来もっと多いでしょう。 もう歌に関しても、ベテランですよね! 安定感!安心感! 「青春ア・ゴーゴー」はコンピレーションアルバムでCD化されているけど、「あしたに向って」はCDになっていないんじゃないかな~。 あまり出回りの少ない浜田光夫さんのレコードの中でも、わりと手に入りやすい作品ですので、 皆様もぜひレコード屋さんで探してみてください♪