東京スイーツ散歩㉘
「オギノパン」のコーヒーサンド
写真・文/長井英治
わたしをそっと包み込んでくれる、魅惑のスイーツたち。
そんな、神様がくれたオンリーワンのスイーツこそが世の中を熱くする!と信じ、
東に美味しいアイスクリームがあれば行って試食し、
西に人気のパンケーキあれば行ってその行列に参加し、
南に絶品のスフレあれば行って舌鼓を打ちながら、これはヤバイ!といい、
北にパフェやクレープがあればこれはここでしか食べられないから、
スウィーツは別腹だと自分に言い聞かせ……。
そうやって、都内の隅から隅まで、自分の足で歩いて探した絶品を紹介していきます。
東京スイーツ散歩を読めば、きっとあなたも、甘くステキなデイズを送れるはずです!
この「東京スイーツ散歩」の中で一緒に連載担当している高円寺K子さんは、最新のトレンディスイーツを中心に紹介しているので、わたくし長井はノスタルジックな雰囲気のスイーツをご紹介しております。
今回は紹介したいのはオギノパンです。実はこのパン屋さんは、神奈川県の相模原市や厚木市あたりの給食のパンを作っているパン屋さんで、工場見学もできるほど大きな工場を持っているのだそうです。おそらく地元では、知らない人は居ないと思われますが。名物は丹沢あんぱんや揚げパンですが、今回特に紹介したいのは、コーヒーサンドです。小さい頃には、たまに見かけたものの、最近は滅多にお目にかかれません。これは、柔らかいフワフワのコーヒー味のパンにコーヒークリームが挟まっている魅惑の味なのです。ほろ苦のコーヒークリームが、どこかノスタルジックな気分にさせてくれます。
このパンはたまに、新宿の駅構内で催事販売していて、出店されると毎回何度も通い詰めてしまう心の名店なのです。いつか、工場見学へ行きお腹一杯パンを食べてみたいです。
ちなみに、今回購入したのは上からカステラサンド、コーヒーサンド、昭和のいちごクリームの3点です、さらに昨日また買いに行ったらシナモンロールが売っておりました。カロリーは高いと思いますが、誘惑には勝てませんでした(笑)。まだ、試していないパンがあるので、トライしたいのですが、自分の1位はダントツでコーヒーサンドです!
オギノパン
http://www.ogino-pan.com/
『扉の冬』(1973)
吉田美奈子
ユーミンの「ひこうき雲」と同時期に制作されていた、キャラメルママがバックを務めた名盤です。45年以上経過しても、いつまでも新鮮でかつノスタルジックな気分にさせてくれる名盤。アンニュイな気分になりたい時には特にオススメの1枚です。(選・文/長井英治)