海援隊
13年ぶりのスタジオオリジナルアルバム、10月8日発売

海援隊がスタジオオリジナルアルバム『去華就実~花散りて次に葉茂り実をむすぶ~』を発売する。
1971年に結成、1982年12月に解散、1994年に再結成 を果たした海援隊。今作は編集ものやボックスセットものを含めるとポリドール時代から数えて28枚目、 スタジオオリジナルアルバムだと、2001年12月に発表した「朱夏を過ぎて白秋へ」より13年振りのアルバムになる。
この「去華就実」は海援隊自身のセルフプロデュースにより、原点に戻ったかのようなアコー スティツクサウンドでシリアスな作品もあればノベルティソングもあるといったバラエティに富んだ内容に仕上がっている。年齢と経験を重ねた芳醇な海援隊を見せ、この年齢であるからこそリアリティのある作品群になっている。
<武田鉄矢のコメント>
デビューより私達3人が長年続けてきたフォークというのは、その時代と共に生きてきた自分達の記録でもある。若い時はいざ知らず、還暦を過ぎてなおアルバムというものを制作する機会があれば(ディレ クターには再三催促はされていたがスケジュールの関係上、なかなか作詞の筆が進まなかった)年季の入った海援隊、もっと有体に言えば高齢、爺になった時の自分達の心境を歌で表現してみたかった、これも私達なりのフォークだと考える。
失恋や希望、悲しみ等を唄った頃と違い、昔の出来事や人間が丸くなった時の気持ち、あるい は男の矜持とほろ苦さ、あとはずばり体の調子等を地平線の彼方からその様な事をいっぺんに穏やかな心で瞑想するが如く眺めている。まあ大げさに言えばこんな事かもしれない。
それにしても前作「朱夏を過ぎて白秋へ」から13年も経ってしまったのは、いくらその間に シングル4枚リリースされもしたが、正直驚いている。ビートルズも歌っているが、*人生はとても短い*本当に年を取るという事を実感します。
それだけに今回のアルバム「去華就実」に入っている私達3人の気持ちはとてつもなく強いものです、是非皆さんに聞いていただければと思います。
『去華就実~花散りて次に葉茂り実をむすぶ~』
海援隊
2014年10月8日発売