平山みき、なかの綾、モナオ
ディスクユニオン昭和歌謡館×ラジオ歌謡選抜、合同イベント盛況!

11月22日、 東京・新宿のdues新宿にてディスクユニオン昭和歌謡館×ラジオ歌謡選抜による合同イベント「ビューティフル歌謡曲」が開催された。同イベントはディスクユニオン昭和歌謡館のオープン1周年とfmおだわらのラジオ番組「ラジオ歌謡選抜」放送100回を記念して企画されたもの。チケットはソールドアウト、会場は熱心な歌謡曲ファンで埋め尽くされた。
司会はラジオ歌謡選抜のパーソナリティの音楽ライター長井英治とアーカイヴァー鈴木啓之が務め、ゲストのモナオ、なかの綾、平山みきがトークと歌で参加した。最初と最後にはディスクユニオン昭和歌謡館の杉本博士店長、途中でコラムニストの泉麻人氏も加わった。
最初に登場したのは、現在デビューシングル「愛してもなお」が有線チャートでヒット中の演歌系歌手のモナオ。琥珀色の声をもつとされるモナオの歌う「愛してもなお」が徐々に人気を拡大中。この日も「愛してもなお」を抜群の歌唱力で歌い上げ、観客を感動させた。2曲目はモナオとマシューという新ユニットによる新曲「たぶん新宿」を本邦初披露。昭和の時代にはやったムード歌謡やデュエット・ソングを思わせる曲調とアレンジ、東京の地名が散りばめられた歌詞で観客をタイムトリップさせた。
続く、なかの綾は9月3日に発売された最新アルバム『わるいくせ』から「雨の慕情」と「別れても好きな人」を歌唱。通常ライブでの大編成バンドとは打って変わって、ひとりでのステージだが、「別れても好きな人」をお客さんと一緒に歌うなど、いつもと変わらない妖艶なボーカルで、唯一無二の色香を放っていた。
ここでこの日の大トリを務めた平山みきが登場し、かねてからプライベートで親交があるというなかの綾と飾らないトークを展開。平山みきからなかの綾にエールが送られた。さらに、平山みきのステージに映る前にもうひとりの特別ゲストであるコラムニストの泉麻人が登場。デビューの頃から大ファンで、かつ親 交が深いとのことで、よもやま話に花が咲いた。そしていよいよ最後、平山みきのステージとなり、1971年の大ヒットシングル「真夏の出来事」と昨年出たベストアルバム『ビヨン ド~平山みきオール・タイム・ベスト』に新曲として収録されていた「ビヨンド」を変わらぬハスキーボイスで披露した。歌謡曲の過去と今をひとつにした平山みきの歌唱は見事の一言。歌謡曲の魅力の深みと今後の可能性を大いに見せてくれたパフォーマンスだった。
ディスクユニオン昭和歌謡館は開店1周年を記念した感謝ノベルティ施策スタート。ラジオ歌謡選抜は12月7日に100回目の記念回を放送する。
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平山みきオフィシャルホームページ
なかの綾 オフィシャルサイト
歌謡曲リミテッド:モナオ特設ページ
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