トップページ ラジオ 歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 第68回放送 「デビュー50周年! 西城秀樹リクエスト大会(前篇)」

第68回放送 「デビュー50周年! 西城秀樹リクエスト大会(前篇)」

第68回放送 「デビュー50周年! 西城秀樹リクエスト大会(前篇)」

<2021.5.16 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

5月は放送当日(16日)が祥月命日(=星誕祭)にあたる西城秀樹さんの膨大なレパートリーの中から、リクエストが多く寄せられた曲を中心にお届けしました。当番組で秀樹さんを特集するのは18年8月、19年5月に続いて3度目。過去2回の企画にはいずれもそれまでの記録を塗り替えるリクエストが寄せられましたが、今回も歴代2位の反響をいただいため、前後篇の特別編成といたしました。
1972年に「恋する季節」で歌手となった秀樹さんは今年がデビュー50年目。今年4月には、75年出版のエッセイ本『誰も知らなかった西城秀樹。』が復刊されたり、これまでにリリースした約50タイトルのアルバムの順次復刻が発表されたりするなど、アニバーサリーイヤーに相応しい話題が続いています。番組では75年から88年まで、RCAレーベルで秀樹さんの制作ディレクターを担当された岡村 右さん(19年8月の特集に続いて2回目のご出演)をゲストにお迎えし、リスナー様から寄せられたご質問やメッセージをご紹介しつつ、秀樹さんに関する貴重なお話を伺いました。


 

 

 

 

 

 

01.「俺たちの時代」西城秀樹(1980)
作詞:熊野昌人 補作詞:たかたかし 作曲:水谷公生 編曲:佐藤 準
モスクワ夏季五輪に向けてJOC(日本オリンピック委員会)が展開した「がんばれ!ニッポン!」のキャンペーンソング。公募で選ばれた詞をたかたかしが補作し、33作目のシングルとして発売されました。スポーツマンの秀樹さんに相応しい青春応援歌ですが、旧ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議して西側諸国が五輪ボイコットを表明。日本も本作のリリース直前に不参加を決定したため、旧・国立競技場を借り切って撮影されたジャケット写真が差し替えとなりました。

BGM.「傷だらけのローラ」西城秀樹(1974)
作詞:さいとう大三 作曲・編曲:馬飼野康二
“絶唱型”と呼ばれた唯一無二の歌唱スタイルを確立し、10代でありながら日本レコード大賞の歌唱賞を2年連続で受賞した10thシングル。オリコン2位まで上昇し「ヒデキといえばローラ」と連想されるほど広く浸透しました。初出場の紅白歌合戦ではトップバッターで本作を披露。怪傑ゾロを思わせる衣装は名場面として語り草となっています。翌75年にはフランス語盤が海外で発売され、カナダでは最高2位のヒットを記録しました。

02.「ブーツをぬいで朝食を」西城秀樹(1978)
作詞:阿久 悠 作曲:大野克夫 編曲:萩田光雄
当時、ジュリー作品のメインコンポーザーだった大野克夫が初めて起用された23rdシングル。それまでのワイルドでパワフルなパブリックイメージから一転、アーバンでメロウなAOR調のナンバーを歌いこなし、新境地を開拓しました。当初イントロ部分で披露していたライターを使用したパフォーマンスは秀樹さんの発案。子供が真似をして火災事故に繋がったため取りやめましたが、それだけ注目されていた証しといえるでしょう。オリコン最高7位、TBS系「ザ・ベストテン」では1位を獲得しています。

03.「至上の愛」西城秀樹(1975)
作詞:安井かずみ 作曲・編曲:馬飼野康二
タバコを燻らせる男っぽい表情のジャケットが印象的な14thシングル。当時の秀樹さんは賞レースが本格化する秋に向けて、本格的なバラードを発表することが多かったのですが、ドラマチックな世界観の本作もその1つです。ネスカフェのCMに起用された「めざめ」を思わせるコーラスは“スキャットの女王”伊集加代(当時は“伊集加代子”名義)。秀樹プロジェクトには常に一流のスタッフが集結していました。オリコン最高6位。

BGM.「瞳の面影–My Eyes Adored You-」西城秀樹(1975)
訳詞:たかたかし 作曲:Kenny Nolan 編曲:芳野藤丸
フランキー・ヴァリが74年に発表し、全米1位を獲得したヒット曲のカバー。今回は75年に開催された秀樹さん初の全国縦断ツアーの模様を収めた2枚組のライブアルバム『ヒデキ・オン・ツアー』収録の音源をお届けしました。俊英の誉れ高いシンガーソングライター・藤井 風が昨年カバーしたことで再注目されている本作ですが、秀樹さんはギター演奏と編曲を手がけた芳野藤丸との息の合ったデュエットを聴かせてくれます。

04.「I Shall Be Released(すべて忘れて)」西城秀樹(1978)
訳詞:天下井隆二 作曲:Bob Dylan
ボブ・ディランが作詞・作曲した本作はザ・バンド(67年)やベット・ミドラー(73年)など、多くのアーティストがカバー。秀樹さんもライブの定番曲としてたびたび歌唱しています。今回は2枚組のライブアルバム『BIG GAME HIDEKI’78』に収録された音源をお届けしました。訳詞の天下井隆二は秀樹さんのマネージャーで、「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」をはじめ、数々の訳詞や作詞を手がけていますが、本作が初の詩作です。

05.「時への誓い(Faithfully)」西城秀樹(1983)
訳詞:森田由美 作曲:Jonathan Cain
洋楽の最新動向にアンテナを張り、「これぞ」と思う曲をライブで披露していた秀樹さん。今と違って輸入盤くらいしか情報を得る手段がなかった当時、訳詞をつけていち早くカバーできたのは「秀樹には何が合うか」を熟知した優秀なスタッフが揃っていたからといえるでしょう。3枚組のライブアルバム『BIG GAME’83 HIDEKI FINAL IN STADIUM CONCERT』に収録された本作は、全米2位をマークしたジャーニーのアルバム『Frontiers』(83年)からシングルカットされたバラードの日本語カバーです。

BGM.「IF(イフ)」西城秀樹(1979)
作詞:山川啓介 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀
ライバルと目された野口五郎、郷ひろみのメインコンポーザーだったこともあり、秀樹プロジェクトとは縁遠かった筒美京平ですが、そこは日本を代表するヒットメーカー。数は少ないながらも音楽ファンを痺れさせる佳曲を提供しています。79年の日本レコード大賞候補に挙げられた「勇気があれば」のB面に収められた本作は昔の恋人との再会で揺れ動く男心を歌ったドラマチックなナンバー。隠れた名曲として今も人気を集めています。

06.「愛の翼-It’s All Behind Us Now-」西城秀樹(1985)
日本語詞:吉田美奈子 作曲:Barry Manilow、Howie Rice 編曲:船山基紀
バリー・マニロウとのデュエットで話題を呼んだ53rdシングル「腕の中へ-In Search of Love-」のカップリング曲。三十路を迎えた秀樹さんのアダルトなボーカルが心地よく響くミディアムバラードです。秀樹さんの才能に惚れ込んだバリーからは2曲が提供されましたが、船山基紀のアレンジと内沼映二のミキシングによるカラオケ音源を聴いた彼は完成度の高さを絶賛したといいます。

07.「夢のように・・・」西城秀樹(1988)
作詞:真名杏樹 作曲:井上大輔 編曲:船山基紀
今回の特集にはカップリング曲にも多くのリクエストが寄せられましたが、本作は六本木のノマドで新曲発表会が行なわれた60thシングル「夏の誘惑」のB面曲。A面同様、アーバンでゴージャスなサウンドと、秀樹さんのエモーショナルな歌声が堪能できるロマンティックなナンバーです。

BGM.「愛の園(AI NO SONO)」西城秀樹(1980)
作詞:Stevie Wonder、山川啓介 作曲:Stevie Wonder 編曲:坂本龍一
スティーヴィー・ワンダーのアルバム『シークレット・ライフ』(79年/全米4位)に収録された曲をカバーした32ndシングル。編曲は当時YMOの一員として世界的なブームを巻き起こしていた坂本龍一が担当し、マニピュレーターとして“4人目のYMO”といわれた松武秀樹が参加しています。子供番組『なんじゃ・もんじゃ・ドン!』(日本テレビ系)のエンディングテーマに起用された本作はオリコン最高7位で、秀樹さんに新しいイメージをもたらしました。

08.「ブルースカイ ブルー(Live Ver.)」西城秀樹(1978)
作詞:阿久 悠 作曲:馬飼野康二
既婚女性との道ならぬ恋を描いた壮大なバラードで、オリコン3位のヒットを記録した26thシングル。78年の音楽祭ではレコード大賞の金賞、歌謡大賞の放送音楽賞、FNS歌謡祭の最優秀歌唱賞などを受賞し、代表作の1つとなりました。過去2回の特集でも多くのリクエストを集め、スタジオ音源を2回おかけしているため、今回は9作目のライブアルバム『BIG GAME HIDEKI’78』に収録されたライブバージョンをお届けしました。

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