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第76回放送 「デビュー40周年!松本伊代のトレジャー・ヴォイス」

第76回放送 「デビュー40周年!松本伊代のトレジャー・ヴォイス」

<2021.12.19 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

12月の特集ゲストは、10月に歌手デビュー40周年を迎えた松本伊代さん。『0時歌謡』への出演は5年ぶり2回目で、今回は事前にリスナーの皆様から寄せられたメッセージをご紹介しつつ、様々な質問にもお答えいただきました。
その伊代さんは12月22日に40周年記念アルバム『トレジャー・ヴォイス[40th Anniversary Song Book] Dedicated to Kyohei Tsutsumi』をリリース。デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」(1981年)以来、数多くの楽曲を提供された恩師・筒美京平への敬意と感謝が込められた同アルバムには、筒美の未発表曲に湯川れい子が詞を乗せた新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」のほか、セルフリメイク5曲、カバー4曲の全10曲が筒美作品で構成されており、話題を呼んでいます。ちなみにタイトルの『トレジャー・ヴォイス』は、生前の筒美が伊代さんの声を「はっきり言って美声ではないが、実にユニークな響きのある声、ちょっと甘えっぽく、少年的でもある伊代さんの声が私は大好きです」と評したコメントに由来。その言葉通り、聴く者の心をとらえる伊代さんのボーカル力が際立つアルバムに仕上がっています。
番組ではリスナーから寄せられたリクエスト曲に加え、全曲新録のアルバムとしては30年ぶりとなる『トレジャー・ヴォイス』の収録曲もたっぷりとご紹介。アルバムで5曲のアレンジを手がけた編曲家・船山基紀氏からのメッセージが流れるサプライズもあり、トークは大いに盛り上がりました。

松本伊代『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book] Dedicated to Kyohei Tsutsumi』
初回限定盤:CD+DVD+別冊ブックレット/通常盤:CD
発売日:2021年12月22日
特設ページ:https://www.jvcmusic.co.jp/-/Discographylist/A000441.html#album


01.「ビリーヴ(Treasure Voice Version)」松本伊代(2021)
作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:萩田光雄
高部知子主演の連続ドラマ『転校少女Y』(TBS系)の主題歌に起用された13thシングル。デビュー曲からの4連作以来、久々の筒美京平作品でオリコン、『ザ・ベストテン』(TBS系)とも最高11位をマークしました。本作から松本伊代プロジェクトに参加した売野雅勇は以後、筒美とのコンビで続くシングル「あなたに帰りたい」「ポニーテイルは結ばない」を書き下ろしたほか、85年のアルバム『センチメンタル ダンス クラブ』でも全曲を担当。今回は40周年アルバム『トレジャー・ヴォイス』に収録されたニューボーカルバージョンをお届けしました。

BGM.「センチメンタル・ジャーニー(Live Version)」松本伊代(1982)
作詞:湯川れい子 作曲:筒美京平 編曲:鷺巣詩郎
今では日本のスタンダードポップスとなったデビュー曲。60年代のアメリカンポップスを感じさせる曲調と、歌い手本人の名前を織り込んだ斬新な歌詞が見事にマッチして、新人ながらオリコン9位、『ザ・ベストテン』では6位まで上昇するヒットとなりました。今回は82年11月、史上最年少記録(当時)を打ち立てた日本武道館公演で収録されたライブバージョンをお送りしました。

02.「TVの国からキラキラ」松本伊代(1982)
作詞:糸井重里 作曲:筒美京平 編曲:鷺巣詩郎
80年代を象徴するコピーライター・糸井重里が作詞を手がけた3rdシングル。「センチメンタル・ジャーニー」「ラブ・ミー・テンダー」と続いたオールディーズ路線から、往時のピンク・レディーを思わせるノベルティソング路線に転換し、新たな魅力を訴求しました。全編にわたってユニークな音を散りばめた鷺巣詩郎のアレンジも冴えを見せ、オリコン最高15位、『ザ・ベストテン』では9位まで上昇。この曲のみ、バックコーラス兼ダンサーのキャプテンが4人となりました。

03.「オトナじゃないの」松本伊代(1982)
作詞:糸井重里 作曲:筒美京平 編曲:鷺巣詩郎
ロサンゼルス録音の4thシングルは前作「TVの国からキラキラ」と同じ作家陣によって制作され、バーチャルなファンタジー路線も継承。モーグのシンセサイザーを駆使したサウンドが神秘的なムードを醸し出しています。オリコン16位をマークした本作の2ヶ月後にリリースされた3rdアルバム『オンリー・セブンティーン』は全曲、筒美京平が作曲を担当。オリコンのアルバムチャートで最高4位のヒットを記録しました。

BGM.「Last Kissは頬にして」松本伊代(1986)
作詞:松本 隆 作曲:関口誠人 編曲:新川 博
伊代さんが短大を卒業するタイミングでリリースされた18thシングルはマイナーコードのアップチューン。「カフェバー」「デュラン・デュラン」「女子大生」など、当時の世相を反映したワードを散りばめた卒業ソングで、オリコン22位のスマッシュヒットとなりました。作詞は前作「月下美人」に続いて松本 隆が担当。作曲は松本の推薦により、C-C-Bの関口誠人が起用されました。

04.「時に愛は」松本伊代(1983)
作詞・作曲:尾崎亜美 編曲:鷺巣詩郎
シングル9作目にして初のバラードとなった本作は伊代さんが主演した連続ドラマ『私は負けない!ガンと闘う少女』(TBS系)の主題歌。ドラマの役柄と重なり合う、健気な少女の恋心を情感溢れる歌声で聴かせて新境地を開拓し、オリコン8位、『ザ・ベストテン』では7位のヒットに繋がりました。本作を皮切りにシングルA面を4作連続(「恋のKNOW-HOW」「流れ星が好き」「シャイネス ボーイ」)で担当した尾崎亜美は伊代さんとの相性抜群で、2009年には「私の声を聞いて」という曲も提供しています。

05.「Sonatine(ソナチネ)」松本伊代(1988)
作詞・作曲:大江千里 編曲:新川 博
伊代さんがずっと大ファンである大江千里から提供された24thシングル。別れた恋人との偶然の再会を切なく歌い上げたクリスマスソングで、ボーカリスト・松本伊代の魅力が遺憾なく発揮された名バラードといえるでしょう。レコーディングに立ち会った大江は「伊代さんがマイクを持ったときの細い腕をイメージして書きました」とコメントしたそうです。

BGM.「くれないホテル」松本伊代(2021)
作詞:橋本 淳 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀
すべて筒美京平の作品で構成された40周年アルバム『トレジャー・ヴォイス[40th Anniversary Song Book] Dedicated to Kyohei Tsutsumi』で4曲のカバーに挑戦した伊代さん。原曲は69年に西田佐知子のために書かれた作品で、大きなヒットにはなりませんでしたが、ミュージシャンや音楽ファンの間では名曲として知られているナンバーです。伊代さんはジャジーなサウンドに乗せて、しっとりとしたボーカルを披露。アレンジを手がけた船山氏が絶賛する歌唱力で新境地を開拓しています。

06.「真夏の出来事」松本伊代(2021)
作詞:橋本 淳 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀
筒美京平の秘蔵っ子といわれた平山三紀(現・平山みき)が71年に発表し、オリコン5位のヒットを記録した2ndシングル。伊代さんはデビュー前のボーカルレッスンで課題曲として歌っていたこともあり、40周年アルバム『トレジャー・ヴォイス』でのカバーが実現しました。平山の歌唱のイメージがあまりにも強いことから、当初はどう歌うべきか悩んだといいますが、それを察した船山氏がテンポを速めたことにより、伊代流の「真夏の出来事」が誕生しました。

07.「シンデレラ・ハネムーン」松本伊代(2021)
作詞:阿久 悠 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀
原曲はビクターの先輩でもある岩崎宏美が78年にリリースしたディスコソング。40周年アルバム『トレジャー・ヴォイス』に収録された本作は、伊代さんの希望により実現した、船山氏ならではの華やかなアレンジとアマゾンズ(斉藤久美・大滝裕子・吉川智子)のコーラスによって、本家に劣らぬアゲアゲのパーティーチューンに仕上がっています。

BGM.「ラブ・LOVE・ラブ」松本伊代(1982)
作詞:康 珍化 作曲:亀井登志夫 編曲:鷺巣詩郎
名盤の誉れ高い2ndアルバム『サムシングI・Y・O』のエンディングを飾る本作は、伊代さん自身もお気に入りのナンバー。17歳5ヶ月で開催した日本武道館公演でも最後に歌われたため、当時から応援するファンにとってもメモリアルな作品です。

08.「イエスタデイ・ワンス・モア」松本伊代(2021)
作詞:湯川れい子 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀
デビュー当時の「センチメンタル・ジャーニー」「ラブ・ミー・テンダー」に続く“洋楽スタンダード曲タイトルシリーズ”第3弾として、40周年アルバム『トレジャー・ヴォイス』に収録された最新曲。ビクターのあるディレクターが75年頃に筒美から預かっていた未発表のメロディに湯川れい子が詞を乗せ、筒美と最も多くの仕事をしてきた船山氏のアレンジによって世に出ることになりました。演奏には増崎孝司(ギター)、石亀協子・亀田夏絵(バイオリン)、三品芽生(ビオラ)、西方正輝(チェロ)、比山貴詠史(コーラス)の各氏が参加しています。

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