トップページ ラジオ 歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 第83回放送 「そして、ここから・・・/増田惠子を迎えて(前篇)」

第83回放送 「そして、ここから・・・/増田惠子を迎えて(前篇)」

第83回放送 「そして、ここから・・・/増田惠子を迎えて(前篇)」

<2022.7.17 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

ピンク・レディーのデビューから45年、ソロデビューから40年。7月はケイちゃんこと増田惠子さんをゲストにお迎えしました。『0時歌謡』にご出演いただくのは2018年3月以来、4年ぶり2回目。事前にHPやSNSでリクエストやメッセージを呼び掛けたところ、多くのおたよりを頂戴したため、今年初の特別編成でお届けすることとなりました。改めてリスナーの皆様に感謝いたします。
そのケイさんは7月27日にソロ40周年記念アルバム『そして、ここから・・・[40th Anniversary Platinum Album]』をリリース。2007年に他界した恩師・阿久 悠の未発表詞に曲を付けた「向日葵はうつむかない」(作曲:都倉俊一)、「観覧車」(作曲:宇崎竜童)など、5曲の新曲を含めた2枚組CDで、ピンク・レディー時代(1976~1981年)に音盤化されたソロ歌唱曲(スタジオ音源2曲+ライブ音源8曲)を網羅するなど、歌手・増田惠子の歩みが詰まった編成となっています。今回はオーガナイザー濱口が限定盤付属のブックレットの執筆を担当したご縁もあって、ご出演が叶いました。
特集の前篇は、前半をピンク・レディー時代のソロ歌唱曲、後半を新曲3曲を含む最新音源で構成。トークではケイさんから初公開のエピソードが披露されるなど、大いに盛り上がりました。


増田惠子『そして、ここから・・・[40th Anniversary Platinum Album]』

発売日:2022年7月27日
限定盤:2CD+DVD+別冊ブックレット
特設ページ:https://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A009862/VIZL-2064.html

通常盤:2CD
特設ページ:https://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A009862/VICL-65703.html


01.「ペッパー警部」ピンク・レディー(1976)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:都倉俊一
言わずと知れたピンク・レディーのデビュー曲。ケイさんのプロ歌手としての歩みはここから始まりました。オーディション番組『スター誕生!』(日本テレビ系)に出場したときのイメージから、当初はフォークデュオ“白い風船”として売り出される可能性もあった2人。それが一転、“ピンク・レディー”に変更され、ソウルフルな本作がデビュー曲に決まったときは嬉しくて「絶対にヒットさせよう」と誓ったそうです。

BGM.「インスピレーション」ケイ(ピンク・レディー)(1977)
作詞:阿久 悠 作曲:都倉俊一 編曲:いしだかつのり
ピンク・レディーの1stアルバム『ペッパー警部』(LP2位、カセット1位)に収録されたケイさんのソロ曲。ホンキートンク風のピアノをフィーチャーしたラグタイム調の楽曲です。歌入れに立ち会った都倉俊一は「平山三紀(現・平山みき)みたいに投げやりに歌って」と注文。厳しい指導ほど燃えるタイプのケイさんは見事に応え、ソロシンガーとしての魅力を訴求しました。40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』収録曲。

BGM.「カリフォルニア・ブルー」ケイ(ピンク・レディー)(1981)
作詞:伊藤アキラ 作曲・編曲:梅垣達志
ピンク・レディーが解散直前にリリースしたLP3枚組の限定BOX『PINK LADY』(通称“銀箱”)に初収録されたソロ曲。アコースティックギターと厚みのあるコーラスをバックに、ケイさんの表情豊かなソロボーカルを堪能できるウエストコースト調のナンバーです。ファンの間で人気が高く、昨年11月に開催された「40thアニバーサリー配信LIVE」でも披露されました。40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』収録曲。

02.「初恋の並木道(Live at 郵便貯金ホール)」ケイ(ピンク・レディー)(1977)
訳詞:岡田冨美子 作曲:Bobby Darin 編曲:前田憲男
77年3月31日、東京・芝の郵便貯金ホールで開催されたピンク・レディー初の単独コンサートでケイさんが歌唱した洋楽カバー。オリジナルは62年に全米3位のヒットを記録したボビー・ダーリンの「Thing」で、演奏は「稲垣次郎とソウル・メディアwithストリングス」が担当しています。この音源はライブアルバム『チャレンジ・コンサート』(LP1位、カセット2位)に収録。40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』にも収められています。

03.「朝日のあたる家(Live at ラスベガス・トロピカーナホテル)」ケイ(ピンク・レディー)(1978)
作詞・作曲:米伝承歌 編曲:前田憲男
ピンク・レディー初の海外公演(78年4月21日&22日/ラスベガス・トロピカーナホテル)でケイさんが歌唱した本作はアメリカの伝承歌「The House of The Rising Sun」のカバー。アニマルズやボブ・ディランのバージョンが有名ですが、このときは前田憲男によって16ビートのブラスロック調にアレンジされています。指揮は原田忠幸、演奏はLAオーケストラとチャック・レイニー・リズム・セクション。ライブ盤『アメリカ!アメリカ!アメリカ!』(LP6位)に収録された音源ですが、40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』にも収められています。

04.「チェインド・トゥ・ユア・ラブ(Live at 後楽園球場)」ケイ(ピンク・レディー)(1978)
作詞・作曲:Reid Whitelaw、Norman Bargen 編曲:前田憲男
78年7月23日、後楽園球場に7万人を集めた伝説のコンサートでケイさんが歌唱した洋楽カバー。オリジナルはニューヨークの男性4人組ボーカルグループ、Moment of Truthが77年に発表したソウルミュージックで、ケイさんの“魂の叫び”ともいえるシャウト交じりの圧巻のボーカルが聴きどころです。演奏は「稲垣次郎とソウル・メディア」で、5作目のライブ盤『’78ジャンピンク・サマー・カーニバル』(LP12位)に収録。ケイさん自身もお気に入りの音源で40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』にも収められています。

BGM.「Radio Universe Calling(2001年愛の詩)」ピンク・レディー(1978)
作詞:阿久 悠 作曲:都倉俊一 編曲:田辺信一
ピンク・レディーがチャリティーパーソナリティを務めた第1回『24時間テレビ「愛は地球を救う」』(78年8月26日~27日/日本テレビ系)のテーマソング。放送前日に発売された大野雄二&ユー・アンド・エクスプロージョン・バンドによるサントラ盤『愛は地球を救う』のほか、ピンク・レディーのアルバム『星から来た二人』(LP10位)にも収録されています。ケイさんは『24時間テレビ』のエピソードも語ってくださいましたが、今回は尺の関係で泣く泣く割愛させていただきました。

05.「カメレオン・アーミー(Studio Live)」増田惠子(2021)
作詞:阿久 悠 作曲:都倉俊一 編曲:森丘ヒロキ
ピンク・レディーのなかで最も激しい振り付けの曲として知られる10thシングルのソロバージョン。今回は昨年11月に自身初の無観客ライブとして開催した「40thアニバーサリー配信LIVE」で披露された音源をお届けしました。当日の演奏陣はピアノ(森丘ヒロキ)、ギター&チェロ(伊藤ハルトシ)、パーカッション(山下由紀子)、コーラス(YUKA)の4人でしたが、再現性の高いサウンドは必聴。40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』にも収録されています。

06.「奇蹟の花(Studio Live)」増田惠子(2021)
作詞:沢田知可子 作曲:Rie 編曲:森丘ヒロキ
「菩薩のように広くて深い愛」をテーマにした8thシングル(2005年)のライブバージョン。今回は昨年11月に自身初の無観客ライブとして開催した「40thアニバーサリー配信LIVE」で披露された音源をお届けしました。40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』にはスタジオ音源とスタジオライブ音源が収録されています。

BGM.「最後の恋」増田惠子(2018)
作詞:阿久 悠 作曲:加藤登紀子 編曲:前山田健一
恩師・阿久 悠の未発表詞に加藤登紀子が曲を付け、ヒャダインがアレンジを手がけた9thシングル。長い年月をともにしてきたカップルの関係性を温かい言葉で紡いだミディアムチューンです。ケイさんは2017年11月に開催された「阿久悠リスペクトコンサート」(国際フォーラム・ホールA)で本作を初披露。制作を通じて、かつて阿久のマネージャーを務めていた音楽プロデューサーの西澤雅巳と親交を深め、40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』では5曲の新曲でタッグを組んでいます。

07.「向日葵はうつむかない」増田惠子(2022)
作詞:阿久 悠 作曲:都倉俊一 編曲:岡崎雄二郎
昨年11月の「40thアニバーサリー配信LIVE」で先行披露され、40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』に初収録される最新曲。阿久の未発表詞に、やはり恩師である都倉俊一が曲を付けたバラードです。ケイさんは詞を読んだとき、太陽に向かって悲しげに揺れている向日葵をイメージ。「失恋の曲ではあるけれど、決して絶望的ではなく希望の光が感じられる」ところに惹かれたといいます。

08.「観覧車」増田惠子(2022)
作詞:阿久 悠 作曲:宇崎竜童 編曲:岡崎雄二郎
40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』に収録される最新曲。阿久の未発表詞を見て、冬空に真っ赤な観覧車がクルクル回っている映像が浮かんだケイさんは、陰と陽が感じられる世界観に惹かれたそうです。作曲は2014年に増田惠子版「マイ・ウェイ」ともいえる「愛唱歌」(作詞:阿木燿子)を手がけた宇崎竜童が担当。宇崎の発案で歌詞の一部がセリフになっているところも聴きどころです。

09.「Del Sole(デル・ソーレ)」増田惠子(2022)
作詞:森 由里子 作曲:津田ケイ 編曲:岡崎雄二郎
40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』に収録される最新曲。4月27日にいち早く先行配信されたエレクトロ・スウィング調のナンバーで、還暦を超えてなおシンガーとしてカッコよく歩み続けるケイさんにぴったりな曲に仕上がっています。ご本人は冒頭の「それより踊ってみて 過去をかかとで蹴り上げたら あなたのそのつま先 前を向いてゆくでしょ」の歌詞が特にお気に入り。振り付けも完成し、あとはテレビやライブで披露する機会を待つばかりという状況です。

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