トップページ ラジオ 歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 第83回放送 「そして、ここから・・・/増田惠子を迎えて(後篇)」

第83回放送 「そして、ここから・・・/増田惠子を迎えて(後篇)」

第83回放送 「そして、ここから・・・/増田惠子を迎えて(後篇)」

<2022.7.24 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

ケイちゃんこと増田惠子さんをゲストにお迎えしての第二夜。今回もリスナーの皆様から寄せられたリクエストやメッセージをご紹介しながら、楽曲にまつわるエピソードを聞かせていただきました。
そのケイさんは7月27日に新曲5曲を含むソロ40周年記念アルバム『そして、ここから・・・[40th Anniversary Platinum Album]』をリリース。後篇では同アルバムに収められたソロデビュー曲「すずめ」、6thシングル「哀色の印象-Avec Le Feu-」、新曲の「Et j’aime la vie~今が好き」と「こもれびの椅子」に加え、ピンク・レディーのニューボーカルVer.やソロアルバム収録曲など、多彩なラインナップでお届けしました。


増田惠子『そして、ここから・・・[40th Anniversary Platinum Album]』

発売日:2022年7月27日
限定盤:2CD+DVD+別冊ブックレット
特設ページ:https://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A009862/VIZL-2064.html

通常盤:2CD
特設ページ:https://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A009862/VICL-65703.html


01.「すずめ」増田けい子(1981)
作詞・作曲:中島みゆき 編曲:青木 望
81年3月にピンク・レディーを解散したケイさんは、同年11月に本作でソロデビュー。かねてから女性の心情を繊細に綴った中島みゆきの世界に魅了されていたため、スタッフから「誰に書いてもらいたい?」と訊かれたときは「みゆきさんに書いていただけたら嬉しい」と即答したそうです。レコーディングでは、当時のディレクターからの指示もあって、重くなりすぎないようにサラッと歌唱。同世代の女性を中心に支持を広げ、オリコン9位まで上昇するヒットとなりました。

BGM.「ヒロインはいつも」増田けい子(1982)
作詞:茅野 遊 作曲:大本恭敬 編曲:青木 望
吉田拓郎や伊勢正三など、錚々たるアーティストが作品を提供した1stソロアルバム『ひとりが好き』は音楽ファンの間で名盤とされていますが、本作はそのカセット版のみに収録。作曲はピンク・レディーのボイストレーナーを務めていた大本恭敬が担当しています。ケイさんいわく、レコーディング以来、歌った記憶がないとのこと。今回久々に聴いて、心の内を呟くような歌い方に当時の自分が表れていると感じたそうです。

02.「シングル・ガール」増田けい子(1982)
作詞:橋本 淳 作曲:筒美京平 編曲:馬飼野康二
1stアルバム『ひとりが好き』のカセット版に収録された本作は、いしだあゆみの35thシングル「おもいでの長崎」(71年/オリコン10位)のカバー。どうしてこの曲を歌うことになったのか、ケイさん自身はご存じなく、ディレクターの判断によるものだったようです。

03.「傷心」増田けい子(1982)
作詞:中山ラビ 作曲:小椋 佳 編曲:馬飼野康二
2ndシングル「ためらい」のカップリング曲で、ご本人もお気に入りの失恋ソング。作曲を手がけた小椋佳のデモテープを聴いたとき、ケイさんは「この小椋さんの世界をどうやって自分の世界に置き換えるか」と考え、自分なりの「傷心」を作り上げていったといいます。

BGM.「前夜祭(イヴ)」増田けい子(1981)
作詞:サガン綾 作曲:堀江 淳 編曲:青木 望
1stシングル「すずめ」のカップリング曲で、ケイさん自身が“サガン綾”のペンネームで作詞を担当。当時、同じ事務所に所属していた堀江淳のメロディを聴いて「詞を書きたい」と思ったケイさんはある日、起きたら突然この詞が浮かんできたとか。ちなみに“サガン綾”は当時よく読んでいたフランソワーズ・サガンと、いつか娘が生まれたらつけようと思っていた名前に由来しています。

04.「哀色の印象-Avec Le Feu」Kei(1989)
日本語詞:りいのまゆこ 作曲:Helen Bank、Christian Holl、Serge Mazeresc 編曲:Christian Holl, Saga Pierre, Lobry Pasca
ピンク・レディー時代から、パリの街並みやフランス語の響きに惹かれていたケイさんは89年に“Kei”名義でフランスでもデビュー。それは大好きなフランスの歌手、パトリシア・カースのスタッフと知り合ったことがきっかけでした。日本で6作目のシングルとしてリリースされた本作は「Avec Le Feu」の日本語バージョン。打ち込みを採り入れたフレンチポップスで、ファルセットを駆使したエモーショナルなボーカルが聴きどころです。

BGM.「サウスポー(未発表バージョン)」ピンク・レディー(2008)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:都倉俊一
制作から30年間、お蔵入りになったままだった本作ですが、2008年にビクターの倉庫から発見され、阿久悠の作詞集・第2弾『続・人間万葉歌』に収録されました。飯田さんはタイトルには魅力を感じていたものの、スピード感が足りないと考え、悩んだ挙句、阿久・都倉の両ヒットメーカーに作り直しを依頼。結果的に新しい「サウスポー」が7thシングルとして発売されることになりました。ケイさんはレコーディングでしか歌っていませんが、「これで大丈夫だろうか」と思った記憶はあるそうです。

05.「ウォンテッド(指名手配)(2010Ver.)」ピンク・レディー(2010)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:都倉俊一
ピンク・レディーが「解散やめ!」を宣言した2010年に発売されたアルバム『INNOVATION』収録曲。言わずと知れた5thシングル(77年)のニューボーカルVer.です。同アルバムはミイとケイのセルフプロデュースで、オリジナルのカラオケに本人たちのボーカル&コーラスで再録音したベスト盤。翌2011年には6年ぶりの全国ツアーが開催されました。

06.「Strangers When We Kiss(2010Ver.)」ピンク・レディー(2010)
作詞・作曲:Michael Lloyd 編曲:川口 真
オリジナルは79年に全米で発売された全編英語詞のアルバム『PINK LADY』(日本では『ピンク・レディー・イン・USA』のタイトルでリリース)の収録曲。80年には日本語版の「うたかた」がシングル発売されています。今回はニューボイスアルバム『INNOVATION』に収録されたセルフリメイクVer.をお届けしました。

BGM.「Del Sole(デル・ソーレ)」増田惠子(2022)
作詞:森 由里子 作曲:津田ケイ 編曲:岡崎雄二郎
40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』に収録される最新曲。4月27日にいち早く先行配信されたエレクトロ・スウィング調のナンバーで、還暦を超えてなおシンガーとしてカッコよく歩み続けるケイさんにぴったりな曲に仕上がっています。ご本人は冒頭の「それより踊ってみて 過去をかかとで蹴り上げたら あなたのそのつま先 前を向いてゆくでしょ」の歌詞が特にお気に入り。振り付けも完成し、あとはテレビやライブで披露する機会を待つばかりという状況です。

07.「Et j’ aime la vie(エ·ジェム·ラ·ヴィ)~今が好き」増田惠子(2022)
作詞:鮎川めぐみ 作曲:上田知華 編曲:田川めぐみ
40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』に収録される最新曲。フランスの映画音楽を思わせるエレガントなサウンドで「傷ついた日も涙した日もあったけれど、痛みが解る今が好き」という詞には齢を重ねた今を愛おしむ気持ちが込められています。作曲を手がけた上田知華はケイさんと同い年ですが、昨年9月に逝去。本作は生前に提供された最後の作品となりました。

08.「こもれびの椅子」増田惠子(2022)
作詞:松井五郎 作曲:アルベルト・ピッツォ 編曲:田川めぐみ
40周年記念アルバム『そして、ここから・・・』に収録される最新曲。日本を拠点に活躍するイタリア人ピアニスト、アルベルト・ピッツォの美しい旋律に松井五郎が水彩画のような詞を乗せた流麗なバラードです。松井とは今回が初タッグでしたが、同学年ということもあって意気投合し、その会話から「60代の今だからこそ歌える素敵な詞」(ケイさん)が届けられたといいます。

歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 TOPに戻る

歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 記事一覧

歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」
記事一覧

ラジオ歌謡選抜

disk union 昭和歌謡館